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競馬といえば、まずイメージするものはいわゆる『ギャンブル』という言葉でしょう。
当然です。
間違いなく、競馬はギャンブルというシステムの上に成り立っています。
馬券、と呼ばれる賭け券(勝ち馬投票券)を人々が購入し、それが外れたもの(要するに外れ馬券)が、競馬というシステム全体の収入になります。
要は、ギャンブル要素を売り物にして、商売を成り立たせているものであると言えます。
一般民衆が競馬に嫌悪感を覚えるのはまさにこの部分でしょう。
ギャンブルは身を滅ぼすもの、という吹聴は、平安時代から伝えられる、いわば人間の普遍の価値観です。
度が過ぎれば確かに競馬でも十分に身を滅ぼすでしょう。
ギャンブルという観点からのみでみた競馬は、チンチロやルーレット、もっといえばパチンコなどとなんら変わりありません。恐らく。ギャンブルという観点から見れば、ね。
ですが、ちょっと気になることがありませんか?
あの、競馬場を走っている馬は一体どこから来るのか?
一体誰の所有物で、誰が世話をして、どれだけの数がいるのか?
そして、何が目的で走っているのか?
これは、ギャンブル要素でない競馬の見方の話です。
これを知れば、競馬がスポーツであるという人の意見も理解出来て来るでしょう。
ちょっと、そんな話をしてみたいと思います。
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