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まず、競馬のシステムを簡単にお話しします。
競馬は大ざっぱに、五つくらいの種類の人間の関係性で成り立っています。
まず一つ目の要素。これは言わずもがなお客さんです。
この人たちが買う馬券から、競馬界は収入を得ます。まあ、ある側面での核と言っていいでしょう。
では、ここで『競馬』というシステムが得た収入は、一体何に使われるのでしょう?
もちろん、一つのことに使われるわけではありません。競馬場の整備だったり、職員の給料だったりいろいろな事に使われるのですが、
ここで僕はあえて一つの要素に観点を絞ります。
『賞金』です。
競馬というシステムが得た収入は、あることに対して出る賞金に当てられます。
何に対して出る賞金なのでしょうか?
それは、レースに勝った馬です。
そう、僕らが普段テレビで見ている、ゴールを目指して一生懸命走っている馬、
あれは、一着になったときにもらえる賞金のために走っているのです。
決して、無理やりにでも競馬を開催しようとして、『なんでもいいからとにかく走れ!』とむやみやたらにやってるわけではないのです。
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