1章 公開処刑

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アクリアの考えた作戦は見事上手くいき、無事に戻ることができたようだった。 その策は特務隊に与えられた特権と偽造した報告書であった。 報告書だけなら不可能ではあっただろうが、特務隊の面々には指令であるゲオル軍師の署名の入った書類を持たされている。 それらを併用し、いかにも火急の事態であるとごまかしたのだった。 実際彼らにとって事態は火急ではあったのだが。 そして港へとたどり着き、彼らはすぐに移動を開始する。 そして人通りのない裏路地へと辿り着くと、周囲を入念に調べ人の気配がないことを悟ると話を始めるのだった。 アクリア「一先ずは上手く行ってよかったわ。このあとだけど・・・・。」 そう言うと彼女は皆を見渡す。 アクリア「私たちにはまだ情報が足りないわ、下手に動けば感づかれるかも知れないし、感づかれたら終わりよ。」 ソラ「じゃあまず情報収集?」 テックス「でもあんまり時間ないんじゃないか・・・・?」 フレノア「ですが、場所が分からなければどうしようもありませんし・・・・。」 シエロ「オレが飛んで探すか?」 シエロが最後にそう言うと、皆が一斉に睨みつける。 シエロ「じょ、冗談だってばッ!!」
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