第1話

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「リュウは何組だった?」 電車を降りた時に話してきた奴だ。 「7組だっだよ。辰矢は?」 「おぉ、一緒じゃん」 辰矢は爽やかな笑顔を浮かべた。 名前が登場したところでこいつの紹介を少々しよう。 こいつは星野辰矢、色白で高身長、爽やかな誰もが認めるイケメンさんだ。 中学以来の付き合いで、仲良くしている。 「まじかよ、おまえと一緒かよ」 「えー、なんでそんなこと言うの」 そう言いながらも俺が冗談を言っていることは百も承知だろう。 仲が良いというのは便利なものだ。
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