第1話

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俺は必ず時間に余裕を持って行動する。 電車が着く3分前には必ずホームに立ち、そこでイヤホンに耳を傾けている。 田舎の電車は一駅毎の距離が離れているため、3駅挟んだ高校の最寄り駅に着くまでにも20分ほどかかるのだ。 そこで音楽を聞くことはものすごく重要である。 最近のポータブルミュージックプレイヤーとかイヤホンは優れていて、ノイズキャンセリング機能なるものが搭載されているものを使っているのだが、この機能があるとないとでは全く違う。 自分だけの世界に閉じこもっている感覚がたまらなく気持ちいい。
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