第3話

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寝ぼけた頭でも昨日の夜の光景は鮮明に覚えている。 こういうことは誰かに話した方がいいのだろうか。 また昨晩の繰り返しだ。 しかし結局俺は誰にも打ち明けられないままでいそうだ。 そう思うも、テレビから流れるニュースが例の連続殺人事件の内容になると、やはり動悸がする。 俺が昨日見たのはやはり事件と関係があるのだろうか。 しかし今流れているニュースは昨日見た光景とは違うものだ。 関係ないのだろうか。 夢か何かだったのではないだろうか。 そう思いたくなる。 あんな非日常な出来事はきっともう起こらないだろう。
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