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―――
今日は、時間指定で荷物が届く事になっていた。
ユイは壁の時計に目をやる。ちょうど頃合いだった。
天気は快晴、すっかり大気も寒さを増した。窓から見える街路樹も、そろそろ衣替えを始めるだろう。
眠気の残る脳味噌に、コーヒーの目覚まし成分を注入したい。
そう思って、湯を沸かそうとキッチンに向かいかけた時。壁に埋め込まれたモニターから呼び出し音が響いた。
「はい。」
通話ボタンを押して答える。
(………………?)
返答がない。ちなみに、モニターに映るはずの訪問者の姿も見えない。
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