彼らだって恋をする

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「こちらこそよろしく」 ここでようやく保護者が席を立ってくれた。 「今日は俺の奢りだ、好きなだけ食ってけ!」 俺、受け入れてもらえたって思っていいよね。 なんだか当初の予定とは大幅に変わってしまったけど、とりあえずはOK貰ったし、彼女になってくれたんだよね。 「酒井さん……」 「裕子、です」 頬を赤らめながら恥ずかしそうに微笑んでいる彼女が、今日から俺のものだと思うと、小躍りしたい気分だ。 しかも、呼び捨てにしていいって言ってる。 「じゃあ、裕子ちゃん……」 「はい」 .
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