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「了解!」
急いでフロアを飛び出していく遠藤を眺めていたら、須藤さんが小さな声で囁いた。
「金髪の美人らしいですよ」
「金髪の美人?」
なんで?
どうせ暇だし、遠藤を追いかけてエレベーターに飛び乗ると、何だか緩んだ顔の遠藤と目があった。
「どこ行くんだよ」
「金髪美人を見に?」
「は?」
珍しく慌てまくる遠藤が可笑しくて、ついついこっちまで顔がにやけてしまう。
1階にたどり着くと、広いロビーにはスラッと背の高い金髪の女性が受付の前で待っている。
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