彼らだって恋をする

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足音に気づいたのか、振り返ったその人は、透けるように肌の白い本当に美人だった。 「うわっ、マジで美人じゃん!」 「だろ?」 あ、なんかむかつく。 「ハーイ!アキヒコ」 「ハーイ、マリア」 何だか映画でも見ているみたいな光景に唖然とした。 2人が並ぶとヒールを履いているせいか、マリア? の方がちょっと背が高くて。 「片岡、俺の彼女のマリア。ニューヨークで社長秘書を"してた"んだ」 「Oh、あなたがMrかたおか。はじめまして」 「どうも、初めまして」 .
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