第3話

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「俺がお前だけじゃなくて2人共助けていればお前が悲しむ事は無かっただろ?」 「それは…」 「だからごめんな」 師匠… 助けられなくてすんません 代わりに師匠の息子をちゃんと俺が育てます だからそっから見守ってて下さい 「あの…」 「あ、そうだ お前名前は何て言うんだ?」 「…ミト、です」 「ミトか いい名前だな じゃあこれから宜しくな ミト」 「はい ……マスター」 「………」 「大丈夫か?ハル」 「……はい…」 「良かった… 急にどうしたんだ?」 「この場所を見たら…」 「何か思い出したのか?」 「はい…マスターに出逢った時の事を…」 「?…どういう事だ? お前はその人に作られたんじゃないのか?」 「僕を作ったマスターは既に死んでいるんです 僕はファウルス様に拾われたんですよ」 「ファウルス…?」 「前のマスターの名前です さっき思い出したんです 本当の僕の名前も…」
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