第9章 再びの決戦

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「鈴音…!君は瑠生たちを連れて逃げるんだ」 「いやよ。私は、最後までスティーブといる。私とスティーブで、瑠生と美衣を守るんでしょう?」 鈴音は泣きながらそう言うと、俺もそんな鈴音を抱きしめた。 「鈴音…!!」 「あなたとなら、どこへでも行くわ!スティーブ、あなたを愛してる…!」 俺はそんな鈴音の肩を少し離して、俺たちはどちらからともなく唇を重ねた。 鈴音を、巻き込んでしまう。それでも、カルテロをこれ以上野放しにしたくなかった。 今回みたいに、瑠生を誘拐されることが2度とないように…そのためには、あの組織を根こそぎ絶たなければならない。 今度こそ、必ず…!
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