第10章 未来へ

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そうして、家族4人で抱き合ってると、瑠生と美衣も駆け寄ってきた。 「あたしたちも!」 「ハグする~!」 2人が笑いながら言うと、私とスティーブは顔を見合わせて笑い、みんなで身体を抱き合った。 ダグラスのアパートを出て行くと、ハーレムの公園の前で匠がタバコをふかしていた。 「匠、お前…!」 スティーブが驚いて言うと、匠は真顔で、 「俺も行く。俺も、乗りかかった船だ」 と言うと、私達は顔を見合わせて頷いた。 「もう、ここまできたら、3人で戦おう」 私が言うと、スティーブもため息をついて私達は歩き出した。
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