第10章 未来へ

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すると、後ろでかすかに足音がして私は咄嗟に振り向き銃を構えると、わずかに先に発砲された。 銃弾は私の銃身に当たり、私の手から銃が弾かれるように落ちてしまうと、そこにはカルテロ本人がいて、ゆっくりと私に歩み寄ってきた。 「鈴音。お前は女にしておくのは惜しいな。私のものになれば、生かしてやる。私の子を産むってのはどうだ?」 カルテロは私に銃口を向けたまま言うと、私はカルテロを睨みつけた。 「あんたの子供を産むですって?そんなこと考えるだけで吐き気がするわ!カルテログループは、私のこの手で必ず壊滅させる。世界に散らばったカルテロ一味を1人残らず消してやるわ!なんの罪もないこんな子供の目を奪って、私の子供も誘拐した。何故なの?あなたに子供や家族はいないの?愛する気持ちは、ないの??」
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