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スティーブは驚きながらも、その引き金にかけた指に力を込めた。が、その瞬間スティーブの左右に黒ずくめの男たちが来て、1人は鉄パイプでスティーブの後頭部に殴りつけた。
「ウゥッ!!」
スティーブは手から銃を落とし、倒れそうになると、さらにもう1人が背後からロープでスティーブの首を締め上げると、スティーブは苦しそうに顔を歪めた。
「やめて!!やめさせてよ!カルテロ!!」
「馬鹿言うな。こんな面白いショーを辞めるわけないだろう?」
血も涙もない、冷血な笑顔でカルテロが答える。私は手足をバタつかせるけれど、私の腕を掴むカルテロの手にさらに力が入って、振りほどけそうにない。
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