深く落ちる響き

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  ゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚  坂田さんは、先生達にひどく叱られたようだった。  教室や職員室では色々まずかったのか、ここに呼び出された、と坂田さんは笑っている。  しばらく生徒会室でくつろいでいると、ここに坂田さんがいることをあらかじめ知っていたように、斉木さんが顔を覗かせた。  生徒会室にいるみんなに会釈をしながら入ってきて、斉木さんは坂田さんの隣に腰を下ろす。 「坂田、打ち上げはやっぱり夜に改めてやることになったよ。私服に着替えて出た方がいいだろう、って」 「そっか。場所聞いてきたの」 「うん、任せとけ」  たぶん、クラスで卒業記念に騒ごう、という話だろう。  あたしには直接関係ないから……と黙っていると、坂田さんと斉木さんの話を聞いて、収がぱっと顔を上げる。 「じゃあ、坂田さん達、午後の予定はないんですか?」  何やら書類をまとめながら、上機嫌で収が坂田さんの方を向く。手元の紙コップのお茶をすすりながら、坂田さんは頷いた。 「今日は何も予定入れてないんだよ。来週からバイト始めるから、今週はもうダラダラしよう、って決めてて」 「そうですか。俺らもこれから昼メシ済んだらカラオケ行くんですよ。卒業式の打ち上げで。坂田さんも来ませんか?」 .
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