全てがマイナスに働く-1

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どうしようなんて考えても、答えはひとつ。 ちゃんと断らなくちゃ。 そう思いながら会社へ向かった。 自分の持ち場へ着いた私は、朝の仕事の準備をしていた。 悠哉のコーヒーの用意をした後、カウンターへ。 あ、そういえば私、ケータイをマナーモードにまだしてなかったかも。 そう思って、バックからケータイを取り出そうとした。 …あれ? ガサゴソと中を探すが、見当たらない。 …あれれ? 私、ケータイどこにしまったっけ? たしか、悠哉の家出るとき持ってたよね? あれ~!? いやいや、落ち着いて。 バックの中の荷物を全て出してみた。 ない!…ケータイがない! 私、もしかしてどっかに落としちゃった!? これはヤバいと思い、慌ててカウンターにある電話で自分のケータイにかけようとした。 …ん?会社の電話使うのはマズイかな。 …どうしよう。 そうだ。専務の秘書の人に頼んで、私のケータイにかけてもらえないかな!? 時計を見ると、そろそろ悠哉がきてもおかしくない時間。 …すぐ戻れば大丈夫だよね?
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