1053人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
どうしようなんて考えても、答えはひとつ。
ちゃんと断らなくちゃ。
そう思いながら会社へ向かった。
自分の持ち場へ着いた私は、朝の仕事の準備をしていた。
悠哉のコーヒーの用意をした後、カウンターへ。
あ、そういえば私、ケータイをマナーモードにまだしてなかったかも。
そう思って、バックからケータイを取り出そうとした。
…あれ?
ガサゴソと中を探すが、見当たらない。
…あれれ?
私、ケータイどこにしまったっけ?
たしか、悠哉の家出るとき持ってたよね?
あれ~!?
いやいや、落ち着いて。
バックの中の荷物を全て出してみた。
ない!…ケータイがない!
私、もしかしてどっかに落としちゃった!?
これはヤバいと思い、慌ててカウンターにある電話で自分のケータイにかけようとした。
…ん?会社の電話使うのはマズイかな。
…どうしよう。
そうだ。専務の秘書の人に頼んで、私のケータイにかけてもらえないかな!?
時計を見ると、そろそろ悠哉がきてもおかしくない時間。
…すぐ戻れば大丈夫だよね?
最初のコメントを投稿しよう!