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リーダー「………え?」
ディザウス「いや、だから殺してねぇよ。殺してねぇ」
大事な事なので二回言いましたw
リーダー「では?この残骸は?」
ディザウス「それは本物だが、あの時の電撃に【転移魔法】を仕掛けておいた。今頃お前の仲間はスッポンポンのまま街中にいるぜ」
そっちから仕掛けたからな
それなりの事はやらせてもらったぜ
リーダー「そう………なのか?」
リーダーは少し落ち込み気味に呟いた
ディザウス「どうした?そんなに落ち込んで」
リーダー「いや、すまない。私が感情高ぶってお前を殺そうとしたじゃないか」
なんだ、そんなことか
ディザウス「なに、気にすんな。終わったことは終わったこと。そんな気に遣わなくていい」
リーダー「ふっ、面白い奴だ」
何が?
ディザウス「どうしたんだ?」
リーダー「私が知っているドラゴンとは全然違うな。お前はまるで【人間の心】を持っているようだ」
あ、そゆことですかw
いや、そりゃ元人間ですからw
ディザウス「そりゃどうもな。………えっと………」
アイリス「【アイリス=イルサティナ】。私の名だ」
アイリスは手を差し伸べる
ディザウス「俺は【カオス=ヴァンテージ】………じゃなかった、【ディザウス=ヴァンテージ】だ」
と言って差し伸べた手を握り締め、互いに握手を交わす
ってか、史上最強のドラゴンがこんなことやってるとイメージ崩壊じゃね?
アイリス「私は町に戻り、部下達を探しだすが………、お前も来るか?」
アイリスは剣を拾い、此方に振り向いて言う
うむ、いい機会だ
ディザウス「なぁ、アイリス。高いところで高速移動しても大丈夫か?」
アイリス「え?何を?」
ベキベキベキィ!!
相変わらず痛々しい音だぜ
俺は一瞬にして元の四足歩行型の翼龍に変身した
ディザウス【乗れ、町まで送ってやる】
俺は屈みだす
アイリス「い、いいのか?」
ディザウス【何、死ぬ訳じゃねぇだろ】
アイリス「な、ならば………甘んじて………」
アイリスが乗ると、俺は赤黒の翼を広げる
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