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雷帝「ちょっと!!二人ともやめなさい!!ここは王宮よ!!なに戦ってんのよ!!」
雷帝がなにやら喚いているが、二人ともその言葉を無視して睨み付ける
炎帝「言っておくが…………俺は売られた喧嘩を買うタイプなんでな…………遠慮なく行かせてもらうぜ。くそったれ」
風帝「…………ならば俺も全力で対処するのみだ…………覚悟しろ!!」
ゴオォォオォォォオォ!!
風帝は腕を払うと轟風と共に幾つもの手裏剣が放たれる
炎帝「そりゃこっちのセリフだぜ!!」
炎帝は大剣を担ぎ、飛来してくる手裏剣を避けながら一気に間合いを積める
風帝「凪ぎ往け【風刃レヴィア】」
その瞬間、風帝の手の甲から巨大な手裏剣が出現し、高速回転し始める
炎帝「燃え叫びな!!【爆剣イフリート】!!」
炎帝は担いでた大剣に力を込めると蒸気が爆発し、炎に包まれる
炎帝・風帝「「うおぉおおぉおおぉおおおぉぉぉお!!!」」
そして、二人の刃が重なる瞬間…………
?「はいはーい♪そこまで♪」
炎帝・風帝「「!?」」
ガキィン!!
二人の刃の間から【桜色のナイフ】が割り込み、受け止めた
炎帝「チィ…………」
またしても二人とも後ろに下がって間合いを取る
?「ったく、おめぇら…………喧嘩すんのはいいけどよ…………場所を考えやがれよ。ここは王宮だぜ」
?「ふぉふぉふぉ、まぁよかろうよ。若者はこうでなくてはのぅ」
更に奥から三人の人影が現れる
まず、先に止めた女性
ピンクの長髪にピンクのコート、そして龍の形をした仮面を付けている
続いて男性
紫色の髪に紫色のコート、そして虎の形をした仮面を付けている
続いて老人
白く薄い髪に長い白い髭、黒緑のコートを羽織り、亀の形をした仮面を付けている
最後に青年
金の長髪に金のコート、そして龍玉を埋め込まれた金の龍の形をした仮面を付けている
ちなみにだが、朱皇は鳥のような仮面を付けている
あれが現に言う【皇】だろうか?
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