I went to the Royal Palace, it's so become Emperor

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フェニックス【何…………してんのよ?早く…………止めを…………刺しなさいよ】 フェニックスは虫の息で此方を睨み付けるように俺を見る 所々赤い火花が飛び散り、【あの装置】も転がっている フェル「…………」 俺は刀を振り上げ………… 装置を壊した フェニックス【!?何してんのよ!?】 そう 俺が壊したのは【制限装置】 主に逆らったり、任務破棄してしまうと爆発してしまい、シャットダウンされてしまう 俺はあのマスターのように、こいつを解放した フェル「これで自由の身だ。お前には選択肢が出来た」 フェニックス【何…………いってんのよ!?アンタ…………馬鹿じゃないの!?】 フェニックスは怒鳴り散らすが俺は無視する フェル「1つ、このまま好きなところに行くこと 2つ、またヴァイザードに戻り、【鳥】として買われるか 3つ、俺のマスターの使い魔となり、共に往くことか どれか好きなように選べ」 フェニックス【そんなの…………決まってるでしょ!!1に選択す…………】 だが、フェニックスは言葉を詰まらせた 口に出してないが分かる 1を選んだとしても【帰る場所】がないのだ 2を選んでもどのみち【鳥】として買われ、再び鎖に繋がれてしまう だからといって3も選べないだろう 自分は敵対としている存在 そんな自分を受け入れてくれるだろうか? フェニックス【……………………わかったわよ】 悩みに悩んだ末、フェニックスは答えを出す フェニックス【私、そのディザウスの使い魔になるわよ。折角自由になったし、好きに選ばせてもらったわよ】 フェル「そうか、なら帰ろう。マスターが待っている」 俺たちは空間の出口に向かって歩き出した sideout
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