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ディザウスside
よぅ、久しぶりだな
ディザウスだ
今は俺とキアラ、ショタ王、そして通訳用の執事四人しかいない
何故ならば、あのあと、無事に帝認定の義を終わらせ、俺はフェルの帰りを待つため、他の帝や皇、そして仲間達を先に帰らせたのだ
キアラは「兄さんが残るなら私も残る」とか言って寄り添ったまま寝始めている
暴走して疲れが来たんだろう
ついでに言うが、玉皇が言っていた【王の病】についてだが…………
詳しく言うと【身体がこれ以上成長しない】という病…………らしい
治せるには治せるが、どうやろうか悩んでいるところだ
ピキィ…………
ん?
空間にヒビが入ったか…………
ということは【帰ってくるな】
パリィン!!
窓ガラスが割れたような乾いた音と共にあいつが帰ってきた
俺は暖かく出迎える
ディザウス「よぅ。フェル。おかえ…………」
だが、俺は言葉を失った
何故ならば…………
何か青髪赤目の超美人なお姉さんがフェニックスを担いでいたのだ
…………は!?
?「マスター。今戻ったぞ」
ディザウス「いやいや、ちょっと待て!?フェルはどこに行ったんだ!?何で超美人なお姉さんが出てくるんだよ!?それにマスター!?お前と契約した覚えねぇぞ!?」
俺は焦りのあまり、久々に出したムラクモを構え、首を突きつける
?「お、落ち着けマスター。【俺だ俺】」
…………【俺】?
いや、ちょっと待てよ
今、明らかに【俺】って言ったよな……
てことはこいつは【男】なのか?
だってよく見たら胸ねぇし…………
いや、待てよ、よく考えろ…………
今まで幾度か胸の小さい女性は腐るほど見たぞ…………
【男勝りな女性】はよくありがちだが、胸は小さいとは聞いたことねぇぞ
…………ということはまさか…………
ディザウス「…………
【新手のオレオレ詐欺】か!?(ビシィッ!!)」
?「違うぞ」
あ、違うんですか(´・ω・`)
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