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キアラ「…………」
自分の父の醜さにキアラはただ、睨み付けている
司会『7000来ました!!他には!?他にはいないのか!?』
おっと…………
これ以上話が進まれると本当に買われちまう
ここで登場しますか
俺はそっと静かに手を上げ、立ち上がる
辺りは静まり返る
ディザウス「…………金板50万は出そう」
全員『!!?』
その発言だけで静まり返った空気は再びざわめき始める
キアラの父「ぐっ…………!!」
キアラの母「何よあいつ…………!」
キアラの兄「…………ちぃっ!!」
キアラの家族は金がないのかおなごりしく拳を握り、こちらを睨み付けている
ははっw
ザマァww
司会『5、50万!?で、出ました!!今回の最大金額!!さぁこれを上回る者はいrディザウス「あー、その件に付いては誰もいないと思うぜ」!?』
さて、ここで使いますか
俺は司会者に近付きながら禁皇書ことリデュロを開く
そのページには、右腕付きの巨大な蛇が記されていた
司会『そ、それは【禁皇書】!?し、しかも中でも最強クラスの【冥ノ書】!?』
なんか司会者が喚いてるけど気にしない
俺は黒いナイフを取りだし…………
【自分の右腕を切断した】
全員『!?』
それを目の当たりにした貴族達は怯えだしたり、攻撃を仕掛けたり、逃げ惑ったり、更には血に弱いのか、ゲロを吐いている者もいた
だが、そんなカオスな状況でも俺は詠唱し始める
貴族「や、やらせてたまるか!!【ファイヤーランス】!!」
ある貴族を筆頭に他の貴族達も魔法を放ち、一斉射撃を開始するが…………
キアラ「【ブラック・ゾーン】」
俺の四方八方に黒い空間が生まれ、魔法を吸収する
キアラ、ナイスだ
そして俺も詠唱する
ディザウス「鎖、蛇の如し全てを捕縛し、飲み込む
我が右腕を生贄に捧げ、全てを飲み込む大蛇となる
呑み尽くせ
【世界蛇の右腕(ヨルムンガンド)】」
ドォオォン!!
その瞬間、あまりの魔力に貴族達は吹っ飛び、展開されていた黒い空間が消え去る
それはまるで【空間そのものを呑み込んだ】かのように
そして俺の右腕は…………
【骨で形成された鎖が何十本も生えていた】
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