全てがマイナスに働く-2

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「少し、ここで待ってて下さいね。私は 社長に挨拶してきますので」 「…すいません」 私は、両手で顔を覆いながらそう返事した。 すると、専務が給湯室を出て行く足音がした。 …私、どうすればいいの? どうすれば、涙は止まってくれるの? 必死に堪えようとすればするほど、苦しくなる。 …悠哉、………悠哉、 ……ごめんなさい。 私のこと、呆れちゃった? …そうだよね。 悠哉が誤解するのも、おかしくないかもしれない。 私のしてること、全部裏目に出てる。 はやく誤解を解きたい。 いつになったら、悠哉は話しを聞いてくれる? 我慢するのは無理だとわかった私は、零れてくるままに、溢れてくるままに涙を解放していた。
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