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これって、これって、…悠哉のエッチが私にも移っちゃってない?
私、悠哉と付き合う前ってどんな感じだったっけ?
こんなにエッチだった?
え!?今の私、エッチなの!?
そう考えながら、自分の口を手で押さえていた。
…や、やめよう。
何考えてるんだろう…。
そんなことどうでもいいから、夕食出さなきゃ!
顔が熱いのを手で仰ぎながら、キッチンへ向う。
私、フツーだよ。
そう思うように努め、うんうんと1人頷いていた。
悠哉がやって来たところで、私たちは夕食を始めた。
なんだか楽しそうに箸を進めてくれる悠哉がいた。
「どうですか?」
気になり、尋ねてみる。
「ん、上手い。…なるは、ホント意外と料理できるよな」
悠哉の返事に、満面に笑う。
「なるの得意料理はなんだ?」
「得意なのですか?…うーん、そうだなぁ、鶏肉使った料理ですかね。…私鶏肉好きなんです」
頭の中にいろんな料理が浮かんだ。
そう言えば。
「お母さんがよく作る料理があって、鶏肉揚げて甘ダレかけたやつなんですけど、私、それすごく好きなんですよね」
「へぇ。そうなんだ。…今度作って」
「はい!」
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