晴天-1

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これって、これって、…悠哉のエッチが私にも移っちゃってない? 私、悠哉と付き合う前ってどんな感じだったっけ? こんなにエッチだった? え!?今の私、エッチなの!? そう考えながら、自分の口を手で押さえていた。 …や、やめよう。 何考えてるんだろう…。 そんなことどうでもいいから、夕食出さなきゃ! 顔が熱いのを手で仰ぎながら、キッチンへ向う。 私、フツーだよ。 そう思うように努め、うんうんと1人頷いていた。 悠哉がやって来たところで、私たちは夕食を始めた。 なんだか楽しそうに箸を進めてくれる悠哉がいた。 「どうですか?」 気になり、尋ねてみる。 「ん、上手い。…なるは、ホント意外と料理できるよな」 悠哉の返事に、満面に笑う。 「なるの得意料理はなんだ?」 「得意なのですか?…うーん、そうだなぁ、鶏肉使った料理ですかね。…私鶏肉好きなんです」 頭の中にいろんな料理が浮かんだ。 そう言えば。 「お母さんがよく作る料理があって、鶏肉揚げて甘ダレかけたやつなんですけど、私、それすごく好きなんですよね」 「へぇ。そうなんだ。…今度作って」 「はい!」
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