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「だから、さっきから言ってるけど、いきなり来てごめん。でも、私は来るつもりなかったんだからね。…悠哉が、寄っていこうって言うから…、仕方なく…」
「悠哉さんが言い出したの?」
私はコクンと頷いた。
「そう……。ちゃんと、真面目に考えてるのかしらね」
そう言って、お母さんはお父さんと悠哉の様子を見つめていた。
そして、さらに私に耳打ちしてくる。
「ところで、悠哉さんはいくつなの?」
「36」
「ええ?!うそ?!36に見えないんだけど…。…なる、あなたいくつだったっけ?」
「…25」
「そんなに離れてるの!?…ええ!?…ああ、でも、今の時代そんな離れててもおかしくないのかしら。……そうよね。悠哉さん、36に見えないし。…うん、ありよ、あり!」
…何がありなんでしょうか?
なんか、もう私疲れてきちゃったよ…。
その後、悠哉は散々お父さんに付き合わされ、私はお母さんの話に軽く目眩…。
結局車に戻ったのは、4時を回っていた。
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