迷い子 #2

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穂積がいなくなり、更に静まり返った無駄に広い部屋で、私はやさぐれたようにワインをあけた 泣きながら、ワインをあける 飲んでも呑んでも 悲しさがなくならない 酔いがまわって、一人でくだをまいた 当たる相手も、いない
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