目覚め #2

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――ーー‐‐ 「ね、ユンファって、イクのことどう思ってるのかな?」 ここは、ソンミンが気を遣って取った、クラブスイート ベッドの上で、頬杖をついたまま、テレビに目を向け、穂積が呟いた 「どうだろうね」 明らかに何かを知っていそうな笑みを浮かべ、ソンミンはそう返した 「…知ってるくせに、意地悪だなぁ」 クスクスと笑いながら、隣のベッドにもたれ掛かったソンミンに穂積が言った スラリと伸びた足を立て、テレビに瞳を向けたその姿を見たくても、何だか恥ずかしくてそうできない 「だって、昨日も来て、今日もまた来たでしょ? ソンミンも、それがわかってたみたいに、この部屋ずっと取ったままで。 しかも毎晩、私の相手までしてくれて ユンファのこと、大切なんだね」 ドキドキしていた胸の鼓動も、いつの間にかソンミンの不思議な間合いに 落ち着いたものに変わっていた 不思議な、人 「そうでも、ないよ」 「そうかなぁ」 目の前で映像が流れていて、視界には入ってくるも 頭には全く入ってこない
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