オーバーラン

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キャア、と声を出す暇もなく 私は水の滝で視界を奪われ、冷たい水に身体を鎮められた 正直、気持ちがいい、とすら思ってしまった 私を唖然と囲むスタッフ達の視線は、ずぶ濡れの私には向けられていなくて 私の後方を見ていた 私は水を拭い、後ろを振り向く 「お疲れ、イクゥ」 気味がわるいくらいにニヤついたユンファがそこにいた 「………ッ…」 今日一日、嫌というほどカッコイイ姿を見せつけられていた私は、 思わずそのユンファの笑顔に顔がほころんだ ヤバイ 格好良すぎる
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