オーバーラン #2

2/35
2340人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
血相が変わった牧田が、私の顔をみて、おもいっきり睨むと そのまま謝りもせずに、また物凄い勢いで走り抜けて行った 「……なんやねん…アイツ……」 ムカつく、と言いかけて、私は止めた 誰が何処で何を聞いてるかなんてわからない。 気分を入れ直し、私は楽屋に向かってまた歩き始める マジいつか牧田、おぼえてろよ。 なんて、女子らしくない事を考えながら、私は楽屋に到着した。 「………あら?」 入口が開いていて、やたらに人が湧いている それに何やら 騒がしい
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!