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「ユンファ、貴方は黙ってて」
牧田はユンファをキッっと睨むと
「別れろとは言わないわ。」
やんわりと、私に話し掛ける
「やだね」
口を挟むように、ユンファが牧田に言った
「…だから、別れろとは言わないって言ったでしょう。
ただし、金輪際二人だけで会うのはやめなさい。
それが出来ないなら、辻元さん
貴女との契約は、今回限りで解除させてもらうわ」
「……………なっ!ふざけんなよ!!何、勝手に決めてんだよ!!」
バン、とユンファが力任せにソファを叩きつけ、怒鳴った
……………………来た。
やっぱり。
私は予想通りのこの成り行きに、
完全に心をへし折られた
いつかこうなるんじゃないかと心配していた事が
ついにやって来てしまった
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