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「一生このまんまとは言わないわよ
貴方も彼女が大切なら、もう少し考えなさい
辻元さんがどうなってもいいの？
それとも何？
自分が守れるとでも思ってるの？
おめでたいわね。そんなこと出来もしないくせに。
そんなに嫌なら、Southを辞める？」
相変わらず冷静なまま、馬鹿にしたみたいに牧田がユンファに言い返した
Southを辞める
その言葉を聞いて、私に衝撃が走った
「ああ、辞めるよ、辞めればいいんだろ」
ドスのきいた声で、ユンファがまた言い返す
「辞めるなら辞めなさい
今までお世話になった人達に、仇をかえすみたいな辞め方をして
ファンも、仲間も、……社長も裏切る形で
やめなさい。
でもね、貴方はSouthを辞めても
ずっと『Southのユンファ』だった事は付き纏うのよ
犯人もわからない、こんな危険な状態で、普通の社会に出て
貴方、彼女を守って、大切にして、幸せに出来るの？
人の悪意を舐めちゃいけないわよ
ゾッとするくらい、重くて、強い憎悪を
あなたたちは知らなすぎる」
突然感情的になった牧田に、ユンファも口を閉ざしてしまった
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