2344人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
「えっ…」
僕の声に驚いて。
穂積ちゃんの表情が、変わった
「そんな風に、感じた事、ないけど…
どうして急にそんな風に言い出したの…?」
「え、いや…あの。
私、あんまりにも立ち入って話したりして
もしかしてソンミンが気分を悪くしてないか
ちょっと気になって………」
「…………」
要するに、だ。
僕が機嫌がわるいのは
自分が何かを言ってしまったからだと
彼女は思ってしまったわけだ。
「違うよ」
僕は思い切り彼女の推理を切り捨てて
「逆にもっと、話してくれていいけど」
少し、気分が軽くなった僕は、やっと強張らせていた表情を緩めた
最初のコメントを投稿しよう!