亀裂 #3

6/15
前へ
/35ページ
次へ
「…知りませんでした…」 喉が、渇く 声が、喉に張り付いて 上手く、話せない。 「え?だって・・」 と、何か言いたそうだった藤堂さんは、言葉を飲み込んだ だって? 付き合ってるのに 知らないの? って。言おうとしてたんですよね。 知りませんでした、ついでに連絡、つかないんです。 助けてください そう思っていても。 それは、声にはならなかった
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2048人が本棚に入れています
本棚に追加