悲嘆

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ユンファは、私の名前を呟いたっきり 何も、言わない 本当に、その場に張りつめた空気は、どんな事をしても、ぎこちなく崩壊してしまいそうなくらい、気分の滅入るものだった 私はパニック状態で。 蒼太も何も言わなくて 手を力一杯、握りしめている腕が震えているように見えた 一体、いつまでこの沈黙は続くのか
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