まどろみ #2

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問題は、複雑すぎて。 私どころか、ソンミンにだってどうすることも出来なかった ソンミンからは、突然連絡があった それは、知らない番号からで。 登録外の番号をめったに取らない私は、随分とソンミンとすれ違った たまたま携帯を触っていた私が、その番号からの着信を取ったのは、偶然だった 電話の向こう側から聞こえたソンミンの声は、久しぶりに聞いた声だったけれど とても元気が無くて驚いた 「良かった、もう 声が聞けないかと思ってた」 流暢に話すソンミンの日本語は、時に国のは境を消してしまうほどに、馴染んでいた 胸が、しめつけられる 「私だって」 私だって、不安だった
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