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秋も過ぎ
すっかり肌寒くなった頃
「そろそろ落ち着いたし、マンション
戻っていーよ」
朝、少しシトシトと降る雨を窓際で眺めていると、蒼太が出掛けにそう言った
「えっ、いいのっ?」
完全にここから脱出するこてを考えていなかった私は、少し戸惑った
何故ならここには、私の好きなものが全て揃っていて
ハウスキーパーの森永さんが身の回りの全てをしてくれる為
実は楽園のような場所だったからだ
まぁ、外出出来ないストレスが多少あったにしても、それほど苦痛ではなかった
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