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やっとの思いでマンションにたどり着き、壁に頼りながら
私はよたよたと玄関にたどり着いた
久しぶりの我が家には人気もなくて
私は玄関ポーチに座り込むと、震える両手で顔を覆うと、泣きじゃくった
いつかこの悲しみがなくなる頃に私は
心の中からユンファを消せるんだろか
こんなにも逢いたくて仕方ないあの人に。
まさか、これ以上ないほどに裏切られて
ボロボロになるだなんて
この瞬間にはまだ。
この時の傷くらいならまだ。
可愛いほうだったんだ
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