悲嘆 #2

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悲嘆 #2

「………」 すでに下半身は冷えきっていて 私はその手をじっと見つめた 「お前、よく堪えたよな 俺ならきっと。無理だ。 アイツも、……………」 何かを続けて話そうとした蒼太は、グッと唇を噛み締めた 「悔しいけど。いい男なんじゃねーの。 見る目、あるよ」 淋しそうに、そう呟いた
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