凄艶 #2

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蒼太は、容赦ない。 最初こそ、何を考えてる奴なのかわからなかったけど 基本的にコイツの頭の中は、ジンシルと仕事のことしかない 私に対する気持ちは、同情と 可哀想だった自分を重ねていただけだ 「あー、はいはい、わかってますよ。 話、そんだけ? 帰る。」 私は勢いよく椅子から立ち上がると、蒼太を見下ろした 「アンタもね」 酷い、捨て台詞だ。
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