凄艶 #4

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最初から連れてくんな! と、言ってやりたいくらいハラワタが煮えくり返る 「暫くしたら戻って来ましょう」 牧田のイライラした声に、シンクロする イライラが、止まない 二人が出ていったあと、 「早く」 あの落ち着いた声はどこかにいって、 また不機嫌そうな顔を私に向け、ユンファが手を差し出した 「…………」 私は乱暴に仮縫いのスーツをユンファに渡した 「………!」 ガシッ、っと 私の手ごと、ユンファは洋服を掴んだ
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