凄艶 #4

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その瞬間 パッとユンファが私から手を離した 「冗談。冗談だよ。本気にしたの?」 すこぶる機嫌の悪そうな顔で、私をまた睨む じ、冗談だとう? 私は黙ったまま、落ちたメジャーを拾い上げると、黙々と採寸をし 首に巻き付けられていたTシャツをおもいっきりユンファに投げつけた 「デブ!!」 スタスタとトイレから出て行くと、 入り口にはソワソワしている牧田が待ち構えていた 「お、終わっ……」 「終わりました、帰ります。 じゃ、後日。」 私はそうぶっきらぼうに答えると、 そのまんまスタジオから出ていった 腹立つ
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