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凄艶 #5
ユンファの親指が、私の口をこじ開けて舌をもてあそぶ
顎をつかまれて、私は人形みたいに弄ばれる
両手がゆっくりと
ユンファのベルトに、かかった
暗闇で、
厭らしい私の口元から、ユンファの指先と絡み合う音に混じって
カチャカチャと、バックルから革が外される音が混じり合う
腰元に、ゾクリと何かが這うような快感が私を惑わす
何の生産性も持たない、
単なる快楽の行為に、
どんどん飲み込まれて行く
目の前に現れたそれに手のひらを絡ませて
ユンファの顔を見上げた
暗闇で、陰影だけが浮かび上がる
表情がみえなくて
私はユンファの指を唇から引き離すと
そそりたつソレを口に含んだ
舌先を滑らせながら、
ゆっくりと包み込む
ユンファの両手が、私の首筋を撫でる
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