1469人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
「……はぁ」
ため息が出た。
何なの。
「ゴメン…」
しょんぼりとする穂積ちゃんのつむじを見ながら、まぁ、仕方ないか。
と、すんなり諦めた。
「で?かかったの?」
「………え?」
僕の言葉に驚いた彼女の顔色が、一気に青ざめた
「だって、それは僕が書いたメモじゃないし。
持ち主とは、借りて以来あってないし。
そもそも、何年も前に借りたものだから。」
つながらないんじゃないかって。
そう思ったんだ。
最初のコメントを投稿しよう!