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「穂積ちゃん……」
「もぉ。ソンミンが早くとらないから~」
ちょっと笑いながら言った彼女が元気になったのか、さっきまでの緊張した表情が和らいだから
「ふっ…」
何だか僕も笑いが込み上げてきた
「…なに!?」
「ん、別に?
…ねぇ、穂積ちゃん
いつ帰るの?日本。」
すっかり奇妙な電話のことなんてそっちのけで、僕は穂積ちゃんをのぞきこんだ
ビクッと穂積ちゃんの身体が後ろに後ずさって、僕から離れる
「あっ……。え、えと。
けっこう、
実はまとまったお休みで。」
しどろもどろに、穂積ちゃんは答える
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