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何考えてんだ、と
僕は葛藤する
「ソンミン、疲れてる?大丈夫?」
穂積ちゃんの心配そうな声がして、ハッとして顔をあげた
「……」
「今日はもう、すぐ寝たほうがいいよ」
彼女の言ってることはごもっともだ。
ただ、それ以上突っ込んだ会話もしてこない彼女の顔をじっと見る
疲れてた、んだと思う
僕は、重くなった頭を、彼女の肩にゆっくりと預けた
「……少しだけ。」
少し甘い香りがして、そのフワフワとした香りに呑み込まれる
眠い
波み際で揺られてるみたいに
ユラユラ、ゆらゆら
意識がまるで波にさらわれてくみたいに。
疲れた
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