◇ #2

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何かを云いたそうな顔をしていたが、黙って隣の上司であろう刑事の話すのを聞いている 僕らも同じように、刑事の話す声を…… ふと、ユンファを見ると さっきの威勢はどこにいったのか、目が半分に閉じていた 眠いよね、そりゃ…… 「実はお二人には、もう一度思い出してもらいたいのです」 刑事はそんなユンファにおかまいもせず、続けて話す 「……どういう事をですか」 僕もユンファにつられ、さっきまでの緊張感も薄れて目が重くなる なにを言われたって、僕らは犯人じゃない 人影もみてないし、なにもわからない 「先日の、ほら、あったでしょ 自殺された、アイドルの方。」
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