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何かを云いたそうな顔をしていたが、黙って隣の上司であろう刑事の話すのを聞いている
僕らも同じように、刑事の話す声を……
ふと、ユンファを見ると
さっきの威勢はどこにいったのか、目が半分に閉じていた
眠いよね、そりゃ……
「実はお二人には、もう一度思い出してもらいたいのです」
刑事はそんなユンファにおかまいもせず、続けて話す
「……どういう事をですか」
僕もユンファにつられ、さっきまでの緊張感も薄れて目が重くなる
なにを言われたって、僕らは犯人じゃない
人影もみてないし、なにもわからない
「先日の、ほら、あったでしょ
自殺された、アイドルの方。」
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