◇ #2

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って 「他殺っ!?」 僕が驚くテンポがずれた上に、とんでもない声で叫んだもんだから、ユンファの身体がビクッと跳ねて、ガバッと僕を見た 「……っくりした!! 心臓ドキドキする!!」 目を見開いたユンファが、カッ!と僕を見た 僕だって、心臓バクバクだ! 刑事は僕らの様子を満足げにみながら、 「私は決して貴方がたを疑っているわけではないんですよ 何でもいいんです。 私は貴方がたに、一つの情報を与えました 私の疑問も、さらけ出しました その中になにか一つでも、ひっかかるようなものはないもんですかね」 淡々と話しているようだが、刑事の視線は相変わらず口調とは真逆で鋭い
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