◇ #2

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「話そうって思ってたんだけど。 大変そうだから」 「ん、そうだね」 物わかりのいいフリしたって、納得してるわけじゃないから 返事が無愛想になる。 とはいえ、自分じゃ気付かないんだけど。 「……また、来ていいかな」 ちょっと遠慮がちに言った穂積ちゃんに、僕は返事をしない また、って 一体いつだよ 「……」 さっきまでの気持ちが突然真逆になって、すっかりヘソをねじ曲げた僕は、穂積ちゃんの身体から離れた 「シャワー浴びてくる」 今日だってスケジュールはパンパンだ。 昨日の事件が、まるで夢だったかのような気持ちだ 部屋を出て扉をバタンと閉めた瞬間 ドンより気分が低下した リビングに向かうと、ユンファが神妙な顔をしてソファに座り込んでいた 「おはよう」 僕がそう声をかけると、ハッとしたような顔で僕を見た 「ああ、ソンミン。おはよ」 「どうかしたの」 「……いや。」 「ふーん」
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