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「話そうって思ってたんだけど。
大変そうだから」
「ん、そうだね」
物わかりのいいフリしたって、納得してるわけじゃないから
返事が無愛想になる。
とはいえ、自分じゃ気付かないんだけど。
「……また、来ていいかな」
ちょっと遠慮がちに言った穂積ちゃんに、僕は返事をしない
また、って
一体いつだよ
「……」
さっきまでの気持ちが突然真逆になって、すっかりヘソをねじ曲げた僕は、穂積ちゃんの身体から離れた
「シャワー浴びてくる」
今日だってスケジュールはパンパンだ。
昨日の事件が、まるで夢だったかのような気持ちだ
部屋を出て扉をバタンと閉めた瞬間
ドンより気分が低下した
リビングに向かうと、ユンファが神妙な顔をしてソファに座り込んでいた
「おはよう」
僕がそう声をかけると、ハッとしたような顔で僕を見た
「ああ、ソンミン。おはよ」
「どうかしたの」
「……いや。」
「ふーん」
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