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「イクゥ……」
ユンファが布団に潜り込んで、私をギュッとしてから小声で私の名前を呟いた
明日もお互い早い。
ユンファはアノ事件以来、スケジュールが乱れていて、毎日遅い。
もうさっさと寝なきゃいけない時間。
「なに?」
目が重くなっていて、返事も適当になる。
「んー。俺の見間違いかなぁ。
なんか、穂積ちゃんぽい子の後ろ姿見たんだよねー。」
「穂積?
穂積は日本でしょ。」
眠りにさそわれる。
「だよねぇ」
「どこで見たの」
「んー。このマンション、てかエントランスで。」
ふーん……
そして、私はそのまま夢の中へと吸い込まれるように入っていった
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