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「んなわけないやん」
背中に悪寒が走って、顔に鳥肌がたつ
コイツ、すごいかも。
なんて、ちょっとばかし感心すらする。
「そう?だってマネージャーは違う階でさ。
何か妙だよね~」
あわわわわ
「ま、まぁ。私も顔見知りだから、聞ければ何か聞くけど。何せ遠い存在だから、いつ話せるかわかんないよ」
これで誤魔化せるのかどうかの自信もないけど、私は素知らぬ顔をしてそう言った
「わかってるよ~、だからマンション同じにしたんでしょ」
ごもっともな意見が龍郎から返ってきた
少し安心をする
「ま、俺的には
小松っちゃんがメンバーの誰かと特別な関係なら有難いんだけど」
「そんなわけあるか。
大体、なんで……」
「だってそうすれば、簡単に色々聞き出せるだろ?」
「……」
「さっさと娘見つけ出さないとさぁ。大した仕事じゃねーんだし。
他にだって案件はあるの。
しかも本元の事件が事件なだけに、巻き込まれてでもしてたら、シャレんなんないだろ?
単純な人探しのようで、けっこう紙一重な案件なんだよね。これ」
……確かに
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